実家においていた作品の整理をしたのだけれど、「自分で作った作品なのに、捨てることにためらいがないな~」と言われた。
考えてみたけれど、はじめからためらいがないってことはないなと思った。
目次
2.おわりに
作った作品を捨てること
なぜ捨てるのかというと、
- 物理的に場所がないから
- 実家に置いておきたくなかったから
- 自分の容量が大きくないから
- 役目を終えたから
かなあと思う。
物理的に場所がないから
これは今住んでいる部屋の話になるけれど、場所がない。
実家に置いておきたくなかったから
自分が住んでいないのに実家に長く置いておきたくなかった。
結構場所を取っていたのが申し訳ない。
自分の容量が大きくないから
実家に大量に作品があるということを、頭の隅でずっと気にしていたのがストレスだった。
もともと自分の頭の容量が大きくないので、沢山あると混乱してしまう。
頭の中や身体も圧迫されるような感じがするし、よく処理できなくなってパンクしてしまう。
容量があったり、整理されていればもっと動けるんだろうなーと思う。
役目を終えたから
作る前、作っている期間にああだこうだ考えている。
作ったあとも複数を並べることで考えられることもある。
整理したときみたいに何年も経って見ることでわかることもある。
でも、もう役目が終わったなと思うものはもういいかなとも思うし、作っている時点で掘り下げられなかったものも、もういいかなと思ってしまう。
反対に、今掘り下げられなくても、何かわからないけれどまだ出てきそうだなと思ったら残すけれど。
整理すること自体が、なぜ残したいのか、なぜ捨てられるのかという理由を考えることになって、今どう思っているかを探ることができる。
どちらかというと、作品自体よりは、作るときに考えたこととか、見て考えたことの方が大切なんだろうなって思う。
その考えたことを残しておいて、考えたことで作ったり、組み合わせてみたりそういうのが楽しいのかもしれない。
作っている時点では考えていなかったこと、無意識ではこうだったんじゃないかとかが見えてくるのも面白い。
おわりに
色々書いてみたけれど、以前は全部残しておきたい方だった。
いつも人より荷物が多かったし。
でも、何があるかわからないんだなあと思うことが色々あったり、しょうがないことだけれど、祖父や犬が亡くなったことで、「あ、何も持っていけないんだな」って思ったこともあるのかもしれない。
考えたことすら持っていけるかどうかわからないし。
白い骨と身の回りのものだけが残る。
作りっぱなしではなくて、広げ過ぎずにちょうどいい量を作っていけたらなあと思う。